【パラドックス解禁】シリーズ2環境考察【ポケモンSVシングル】

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こんにちは、ポケモンコーサツです。
今回は、今月から始まるシリーズ2ルールの対戦環境について、パラドックスポケモンが環境へ与える影響を中心に考察しました。

使用率ランキング

ポケモンホームから確認した使用率ランキングがこちら。

使用率上位30位圏内のうち、なんと9体が新しく解禁されたパラドックスポケモンとなりました。

環境考察

対面構築志向への変化
パラドックスポケモンの特性「こだいかっせい」「クォークチャージ」は、ブーストエナジーを持たせた時か、天気が晴れの時(こだいかっせい)/エレキフィールド状態の時(クォークチャージ)に、HP以外の最も高いステータスが上昇するというもの。
コータスのひでりや、バチンウニのエレキメーカーから展開する構築も考えられなくはないですが、どうしても構築のパワーが落ちてしまうため、実際にはブーストエナジーを持たせるケースが多くなるでしょう。
しかし、ブーストエナジーは一度使うと消費されてしまうため、サイクル戦との噛み合いがあまりよくありません。そのため、できるだけ交代せずに対戦を進める事の出来る対面構築寄りの構築が増えているようです。

すばやさラインの変化
以前まではドラパルトが環境の中で実質的に最速のポケモンとなっていましたが、パラドックスポケモンのブーストエナジーを考慮すると、意識すべき素早さラインは一気に跳ね上がったと言えるでしょう。
例えば、初手にスカーフマスカーニャを出しても、相手がブーストエナジー持ちの最速テツノツツミを出してきた場合、テツノツツミに上を取られてしまうため、初手のスカーフ要員の安定度が低下したといえるでしょう。

ブーストエナジーを誰に持たせるか
ブーストエナジーは非常に強力なアイテムですが、一方で1体のポケモンにしか持たせることができません。
ブーストエナジーを誰に持たせるかが、現環境のカギとなるといえるでしょう。

単体考察

テツノツツミ

わざ採用率
1フリーズドライ96.4%
2ハイドロポンプ91.9%
3クイックターン58.7%
4アンコール42.9%
5れいとうビーム37.1%
6ちょうはつ19.5%
7テラバースト13.4%
8エレキフィールド9.9%
9みがわり9.6%
10うずしお4.5%
もちもの採用率
1きあいのタスキ37.3%
2ブーストエナジー23.5%
3こだわりメガネ16.0%
4いのちのたま7.8%
5たべのこし4.0%
6こだわりスカーフ3.5%
7ものまねハーブ2.8%
8とけないこおり0.6%
9オボンのみ0.6%
10とつげきチョッキ0.6%
テラスタイプ 
1こおり40.6%
2みず35.4%
3じめん5.8%
4ほのお4.4%
5ゴースト4.3%
6かくとう4.3%
7フェアリー1.2%
8でんき1.1%
9はがね1.0%
10どく0.8%

CとSが高く、フリーズドライを使える貴重な特殊アタッカーとして強力。
きあいのタスキ(37.3%)の採用率が最も高く、対面性能の高さを活かした型として運用される例が多い模様。
テラスタイプは「こおり」が最多。一致テラスタルのフリーズドライの一貫性は非常に高い。

トドロクツキ

わざ採用率
1りゅうのまい84.4%
2アクロバット57.9%
3じしん40.5%
4じごくづき36.3%
5はねやすめ33.0%
6アイアンヘッド24.7%
7くらいつく20.8%
8スケイルショット16.1%
9げきりん15.6%
10かみくだく15.1%
もちもの採用率
1ブーストエナジー79.2%
2いかさまダイス4.4%
3ラムのみ3.6%
4いのちのたま2.8%
5たべのこし2.6%
6こだわりハチマキ2.1%
7こだわりスカーフ1.8%
8きあいのタスキ0.6%
9オボンのみ0.6%
10とつげきチョッキ0.6%
テラスタイプ 
1ひこう58.9%
2はがね19.6%
3どく4.8%
4ほのお4.4%
5あく4.2%
6フェアリー2.9%
7ドラゴン2.5%
8じめん0.7%
9でんき0.7%
10ゴースト0.4%

ブーストエナジーの採用率が約80%と非常に高く、消費アイテムであるブーストエナジーとの相性の良い「アクロバット」の採用率が高い。
テラスタイプは飛行が過半数で最多。先述のアクロバットをタイプ一致で打てるようになるほか、飛行テラスで「はねやすめ」を上から打つことで弱点を消すことができるのも強みの一つ。
多くが「りゅうのまい」型なのも特徴。「くらいつく」で拘束して積みの起点にする型も存在するため、不用意に打点の乏しいポケモンを対面させないよう注意する必要がある。

ハバタクカミ

わざ採用率
1シャドーボール96.2%
2ムーンフォース89.1%
3マジカルフレイム73.2%
4パワージェム23.6%
5サイコショック18.2%
6ちょうはつ13.8%
7エナジーボール12.1%
8おきみやげ11.9%
910まんボルト10.9%
10マジカルシャイン9.8%
もちもの採用率
1きあいのタスキ36.2%
2ブーストエナジー24.4%
3こだわりメガネ21.7%
4いのちのたま6.4%
5こだわりスカーフ4.0%
6とつげきチョッキ3.8%
7たつじんのおび0.8%
8オボンのみ0.6%
9たべのこし0.5%
10ふうせん0.3%
テラスタイプ
1フェアリー44.8%
2ほのお19.4%
3ゴースト15.9%
4ノーマル10.7%
5かくとう4.1%
6はがね1.8%
7でんき1.0%
8じめん0.7%
9あく0.5%
10くさ0.4%

前環境では強力なポケモンが少なかった待望のフェアリー枠。
物理方面の耐久が非常に低いため、きあいのタスキで行動保証を持たせている型が多い模様。
広い技範囲も強みの一つであり、「シャドーボール」「ムーンフォース」「マジカルフレイム」に加えてもう一枠は選択という型が一般的。

テツノドクガ

わざ採用率
1ヘドロウェーブ90.5%
2ほのおのまい81.8%
3エナジーボール52.3%
4マジカルシャイン41.7%
5オーバーヒート35.2%
6ほうでん30.9%
7テラバースト11.5%
8とんぼがえり9.6%
9アシッドボム8.4%
10むしのさざめき6.7%
もちもの採用率
1ブーストエナジー36.1%
2こだわりメガネ29.9%
3こだわりスカーフ10.9%
4とつげきチョッキ10.3%
5いのちのたま4.8%
6きあいのタスキ2.7%
7ふうせん1.9%
8くろいヘドロ0.5%
9だっしゅつパック0.4%
10たつじんのおび0.4%
テラスタイプ
1くさ32.8%
2ほのお24.8%
3どく13.8%
4みず11.8%
5フェアリー8.1%
6ひこう3.5%
7こおり2.3%
8じめん1.0%
9あく0.4%
10でんき0.4%

炎+毒の技範囲が優秀であり、サブウェポンもマジカルシャインなどを習得できるなど幅広いタイプの技が揃っている。
ただし、ウルガモスと違い、積み技を覚えない点は欠点。
テラスタイプ最多は草タイプ。水タイプに対するメタとなっているようである。

テツノブジン

わざ採用率
1インファイト78.1%
2みちづれ62.5%
3ソウルクラッシュ52.2%
4ムーンフォース36.5%
5かげうち31.6%
6アンコール27.5%
7はたきおとす21.3%
8はどうだん10.5%
910まんボルト7.4%
10テラバースト7.4%
もちもの採用率
1きあいのタスキ45.9%
2ブーストエナジー37.2%
3いのちのたま4.9%
4ひかりのねんど4.3%
5こだわりスカーフ3.3%
6こだわりハチマキ0.7%
7とつげきチョッキ0.6%
8こだわりメガネ0.6%
9たつじんのおび0.4%
10ラムのみ0.4%
テラスタイプ
1フェアリー28.8%
2はがね27.6%
3かくとう19.8%
4ゴースト8.1%
5でんき5.2%
6じめん3.8%
7ほのお2.8%
8どく0.9%
9みず0.8%
10あく0.7%

攻撃も特攻も高く、自然に両刀ができる種族値が強み。
持ち物はきあいのタスキが約半数。耐久は比較的低いので、きあいのタスキを持たせて対面性能を高めた型が多いようである。
わざの採用率で特筆すべき点は、「みちづれ」採用率が高い事である。また、採用率10位以内にはランクインしていないが、両壁も習得するなど意外と多岐にわたる技を覚える。
テラスタイプは比較的ばらついており、対策が難しい。

 

総括

以上のように、パラドックスポケモンはシングル対戦において非常に強力なポケモンが多く、環境は今後も大きく動いていくことが予想されます。
様々な型が生まれることが予想されるので、環境を注視していく必要がありそうです。

最後に

お読みいただきありがとうございました。
今後もシングル対戦の考察情報について発信していくので、よければTwitterのフォローもよろしくお願いします!

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